精神障害者福祉手帳とは
精神障害福祉手帳は精神障害の方に交付される福祉サービスで、持つことで公共施設や、バス、タクシーや控除などのサービスを受ける事が出来るようになります。
障害者枠として仕事ができることも利点のひとつです。もしも、普通に働くのが厳しいと感じているなら申請してみてはいかがでしょうか?
受給の対象者は、精神障害によって日常生活や社会参加に支障をきたしている人です。解釈が色々あり、難しそうに思いますが、各自治体によって規定が違うので聞いてみるとより分かりやすいと思います。
精神障害福祉手帳を持っていると、障害者になってしまう?
精神障害者福祉手帳を持っていると、もう障害者で普通の仕事をする機会を失ってしまうような気持ちになりますが、精神障害者福祉手帳を持っていることを公にする義務はありません。
しかし、持っているのに見せないと不安というような素直な気持ちになってしまうことよくわかります。精神福祉手帳は、有効期限が2年間で更新の必要があります。経過がよくなれば取り消されちゃうわけです。二年後必要なくなるように頑張っちゃいましょう。
精神障害福祉手帳と療育手帳の違い
精神障害福祉手帳の申請をするためには、以下の精神疾患という医師の診断が必要です。また、長期にわたり日常および社会生活への制約がある方を対象としています。
・統合失調症
・うつ病、そううつ病
・てんかん
・薬物やアルコールによる急性中毒またはその依存症
・高次脳機能障害
・発達障害
・その他の精神障害
ただし、知的障害がある場合は療育手帳が対象となります。精神障害がある場合は両方の場合は両方持つことができます。
申請には医師の初診から6ヶ月経ってから経過を見て医師が書く必要があります。めんどくさがって病院にいかなかったり自己判断では申請することができないということです。大変ですが、そこがはじめの頑張りどころ!いい先生と出会えますように!!!
精神障害福祉手帳の等級
三等級あります。
1等級 精神障害があり、日常生活の用を弁すること不可能ならしめるもの
2等級 精神障害であって、日常生活が制限を受けるか、または日常生活に著しい制限を加える事を必要とする程度のもの
3等級 精神障害であって、日常生活もしくは社会生活が制限を受けるか、又は日常生活または社会生活に制限を加える事を必要とするもの
とまた、難しいことがかかれています。この等級に関しては、市または病院の診断に任せる事が無難だと思います。
精神障害福祉手帳の申請方法
申請は市町村の担当窓口にいきましょう。そこで申請書を貰うことができます。あと診断書が必要です。これは医師に書いてもらう必要があります。初診から6ヶ月の経過を見てからの申請となりますので、病院にいきましょう。
また、申請を考えた地点で市の窓口に相談することもおすすめです。担当する人は、福祉のことをよく知っている人なので、病院の相談だけでも話に乗ってくれると思います。
悩んでいるより人に聞いた方が早い!!
また申請は家族や医療機関が代理で行うこともできます。
精神障害福祉手帳の受けられるサービス
・NHKの受信料の割引
全額免除と半額免除があります。{全額免除}精神障害福祉手帳を持っている人がいる世帯で全員が市町村民非課税の場合{半額免除}契約者が精神障害者福祉手帳1級の場合
半額免除でも精神障害者福祉手帳1級が必要なので、なかなかNHKは半額にしてくれないようです。ケチ
・所得税・住民税の控除
住民税や所得税の控除は収入が少ないときに申請すると結構色々な控除があるので不安なときは一度市に相談してみたらいいと思います。控除を受ける申請をしておくだけでも、「なんか、許されてる気がする」と安心するものですよ。←ビンボー過ぎて申請に行ったことある
・相続税の控除
精神的に困っているときに親の死でさらに追い込まれると大変です。これだけでもいざというときのために必要だと私は思います。親の死とか考えたくないですが、こういうものがあることを知っておくだけでも、大切なことです。
・自動車税・自動車所得税の控除
電車などが乗れない場合自動車が大事な手段になります。批判もあるかもしれませんが、出ないよりは少しでも外に出ていける手段を持つための車を持つ選択もありだと思います。
危ないから乗らないという人もいるかもしれませんが、車に乗れるだけで色々な選択肢が広がりますし、今は安全運転機能もついている車もあります。これから進化もしていくはずです。
不安な人ほど最新技術に思いを馳せてもいいのではないでしょうか?
・生活福祉資金の貸し付け
いざというときのお金を貸してくれる制度です。
・障害者職場対応訓練の実施
職場にまだ入る不安があるときには、こういう制度を使って少しでも外に出て自信をつける事ができたらいいですね。人生に寄り道も最終的に何か役に立つものです。信じてください保証します。
その他のサービス
・鉄道・バス・タクシー等の運賃割引
鉄道はJRの割引はないものの地方私鉄では割引制度があります。等級に関わらす50%の割引をしてくれたり、無料のものもあります。
バス割引
結構多くの場所で割引が行われています。地元のバスの割引について一度調べてみるといいかもしれません。
みんなねっと
こちらも割引についての情報を調べてくれています。
・携帯電話料金の割引
DOCOMOはハーティー割という名前で、基本料金からの割引があります。詳しくはhttps://www.nttdocomo.co.jp/charge/discount/hearty/で書かれています。窓口で申し込みができるようです。
auはスマイルハート割引といいます。こちらも基本料の割引があります。auショップやpipitなどの扱い店のみの受付だそうです。詳しくはhttps://www.au.com/mobile/charge/charge-discount/smile-heart/
SoftBankはハートフレンド割引といって、こちらは契約手数料などが無料などの割引があるようです。詳しくはhttps://www.softbank.jp/mobile/price_plan/options/heartfriend-white-plan/
・上下水道割引
地域による差があるので、各市の上下水道事務局に聞いてみてください。
・心身障害者医療費助成
市町村によって対応が違いますが、精神障害福祉手帳1級も対象になっている場合があります。問い合わせしてみてください。医療費の事故負担分を助成してくれる制度です。
・公共施設の入場料割引
これ結構割引とかお得なのでもし手帳持っていたらいってみてくださいね。色々調べるだけでちょっと面白いです。ディズニーでは入場割引はありませんが、並ぶ時間を軽減してくれるチケットを発行して貰うことができます。
・公共住宅の優先入居
精神障害福祉手帳を受けるべきか?
あなたがもし、仕事も手につかず悩んでいるのならば、申請だけでも病院や市町村に問い合わせしてみるべきだと思います。職業訓練やバスやタクシーの割引があるだけでも外に出る予定を考えられますし、なにより、精神障害福祉手帳をとるために色々調べていることをまず、自分のなかで誉めてあげましょう。
そうは言われても障害者になってしまうし・・・・気持ちはわかります。では、こう考えてください。あなたはこのホームページを調べている。精神障害福祉手帳は親族や、親でも申請ができるのに、あなたはあなた自信で自分を認め、自分で調べようとしています。すごいことです。
この検索があなたが一歩前に進めるきっかけとなれたら光栄です。